★ FXの計算2
今回は勝率とキャッシュバックについてです。
〔勝率〕
端的に言えば…FXは数を叩くほど負けます。
トレード技術抜きにして確率は、勝率2/5=40%なので、5回に2回は勝てるということになりますが、その2回でしっかり利益に出来なければ3回の損失で2回分の利益を上回ってトータルで負ける事になりますね。
〔戦術〕
この勝ち2回で大きく取れるトレード戦術を考える必要があり、即ちpipsが取れないと負ける確率が高いトレーダーになります。
スプレッド幅にレートが入った時から含み損ですので、どんなトレーダーでも損切りの最低pipsというのは0.2pips〜3.0pipsということですよね。
ここに様子を見るpipsをどれだけ考慮するかはそれぞれのトレードスタイル(スキャルなど)や損切り額がありますが、平均10.0pipsとした場合、これが最低pipsで決まります。
3/5を10.0pipsで切る設定であれば、2/5は30.0pips以上でなければなりませんね。1回の勝ちが15.0pips以上です。
最低損切りpipsを低く抑えるなら、利確pipsは短くても利益になりますが、損切り決断が早すぎれば損切り貧乏になりますし、スキャルであっても10.0〜15.0pips取らなければ利益を増やしていく事は難しいと分かりますね。
勝つという事は…
✅如何に勝率を3/5=60%にするか
✅利確pipsを伸ばすか
✅ロットを増やすか
しかないわけです。
①勝率を上げれば……pipsを伸ばさず、ロットを上げなくてもトータルで勝ち。
②利確pipsを伸ばせば……勝率を上げなくて良く、ロットを上げなくても損切りpipsを上回りトータルで勝ち。
③ロットを増やせば……利確pipsが少なくても利益は増えますが、勝率を上げる必要があります。
どの勝ち方で攻めるかですが、
利確pipsを増やせるか?
ロット上げて損失増えないか?
のデメリットや怖さは伴います。だからエントリーを決める分析力が大切になりますね。
勝率が高ければ勝てますが、相場がその気になるのは1日の中でも一定の時間です。チャンスの時ではないのに回数を叩くと負け確率が上がるので、勝率を考えるよりも「利確pipsと」「ロット上げ」を考える方が効率が上がります。
が、ロットを上げてpips幅が取れない場合、最低pips分の損失は被る事になりますね?普段以上にロット入れての失敗は負担が大きくなります。
ここで重要になってくるのは負けても極力負担が少ないロット、勝てば利益も大きいロットの間の設定である程度pipsを抜く事です。
チャンスの時間は限られてるから、同じ通貨ペアなら狙うべきところやメインディッシュは皆んな似てきます。そこで一気に抜けるトレードを前提に分析力を上げれば利益を取れますし、回数叩かない分負けに遭う確率も下がります。
結果的に利確pipsを伸ばせなくても構わないんですよ?伸ばせる所を見ている事が重要で、その分析力が有れば狙える所とスルーするところが分かるようになるからです。
〔回数を叩かず〕
狙う所が明確に分かるようになれば、ある程度のスプレッドの広さは問題ではなくなります。
そして、キャッシュバック。CB欲しさに回数を熟せば余計なエントリーが増えて、証拠金を減らす負けも増えれば何をしてるのか分かりませんね。
狙うべき所で数回のエントリーを行いpipsを上げれたら、CBは少なくても利益が増えます。そのトレードが分かればロットを上げるメンタルを乗り越えれるようになりさらに利益率を上げて増やせます。
キャッシュバックは0.01ロット6円とします。
ロット……0.3
利確……10.0pips(3000円)×2回
利確……20.0pips(2000円)×2回
損切り……5.0pips(500円)×3回