上級者は初心者の方法で勉強は進まない
上級者は初心者の方法で勉強は進まない
どういうことかというと、これはFXに限ったことではなく…
初心者の時は、何も分からないので、教本やYouTubeや、何でも良いと思ったものは試してみると思います。始めるにあたっての入口の勉強ですね。
1〜2年目にライブ口座でトレードを始めてみて、思うようにいかないとか、テクニカルをまだ色々と試して模索中って場合が多いと思います。
早い人はあることに気付き出します。
3年目。もう2年経過。トータルで損失の方が多く原資を回収出来ていない場合、1、2年の勉強の成果が出ていないのか、ただトレーニングが足らない(解釈が違う)のか、それも含めて再検討しないとさらに2年。
ここで何か掴めてたらそれはまだ良い方です。
……
5年。ここで、出来ていないからって1年目の初心者と同じ方法で彷徨ったり、発想や思考が5年目で出てくるものじゃなく、初心者の発想で止まっていたら10年FXやっても答えは出ません。
段階・経験・経過年数、この間に色々考えてやってるはずなんです。
分析していないわけじゃない、思い当たることややるべきことはやっている、ある手法を深く熟知している…そんなことは百も承知で言ってます。
やり方が正しいかどうかは、本を出してる人とか、YouTubeのフォロワー数が多いからなど、素人のミーハー判断で正誤を決めて信じてたら、当たり前に出来ない人になりますね。
トレードで勝ってる人は皆んな何て言ってますか?
「あんなもので勝てるわけがない」
言ってることは皆んな同じです。出来るようになれば分かるレベルがあるんです。でも負けやすい人はそんなことは聞いていない。
でも、それで勉強したいんですよね…信じ込んでるので認めないんです。これは手法も同じですよ。
何度も、幾度となく、同じことを書いてますが、方法論は1つではないし、聖杯はネットには載ってないと。聖杯と言わなくても打開策、それすらない。
無かったら、無いと割り切って発想の転換が必要。無い物を見つけ出す方法に移った方と、あると思う人の今の方法で突き進むことは将来的に全然違ってきます。
1〜2年目なら、チャート画像が載ってるものを追いかけたい気持ちは分かります。見て分かりやすい、見ても分からないけど見てしまうチャート画像。
初心者が喜ぶ答えを求めるように5年生がそれを求めていては突破口は開きません。やって来たことが正解から遠いと認めないから先に行かないんです。
認めたら5年が無駄になるからか、自分の失敗を認めると怖いのか、染み込み過ぎてるものがあるのか、否定されても壊せない固定観念、手法への執着とチャートイメージ、これらはどれも一旦は壊さないといけないものです。
『同じ発想では成功しない』
チャートを見ている目線自体が間違ってるなら変えるしかないんです。
どうやれば変えれるか、どうすれば出来るのか、その答えは今していることによります。正しいことまで壊す必要はありませんから。
私はこれを読んでる人の詳細を聞いていないので今ここで具体的にこう考えるのがベストとは言えませんよね。でも出来ていないならそれが正しかったのか自分が一番よく分かってるはずです。
FXの初心者の思考のまま、他責思考というかチャート画像ありきの思考、自分で何とかしたいから独学でやってるなら、自分で考えて突破口を見つけないと。
初心者から色々入れてきた人は、1年目と5年目の勉強法や思考が同じで良いわけがないですよね。もう余計なものがいっぱい入ってしまってるんですから。
自分で勉強していて、今の自分の分析レベルの進捗度が分かる目安は、設定したリスクリワード…例えば損切りの3〜5倍の利益や、それを保って勝率70%以上など、明確に設定ラインを楽に超える技術が身に付いてるかどうかです。
トレードで負ける時もあるけど勝てる時もある、というのは損益分岐点にいるトレードで大勝ちのものではないと明らかに分かりますよね。
説明上分かりやすくリワードを出しましたが、大体、確率論やリワードなど数字でFXをどうこう考えてる人で勝つトレードができてる人は少ないです。
何故なら、勝つ人は勝てる見込みがないところでトレードしないので損切り自体そんなになく、利益もまとまって入ります。チャートを読めてるんですから計算上のものはどうでもよくなります。
ややこしいところではしないという、どんなチャートでも読めてるからしない判断もできます。
じゃぁ何が足らないか、やるべきことはやっている、なら何が間違いか。何が違うのか。
損切りを上手くなれば利益が増える、資金管理を徹底したら。
こういうのは誰でも思ってることですね。
今持ってる技術の全部を注ぎ込んでチャートを見て、全力で今のトレード結果なら、それを変えるしかありません。でも壊すのが怖い人は昨日と同じ方法でチャートを読みます。それを続けても来年も同じことをしているでしょう。
これとこれをして、こうしないと分析出来ないって項目が多い、チェックが多い、ルールが多い、こういうのは大体不正解トレードです。
余計なものは削ぎ落としてシンプルにしていく逆をしていますね。
英語や多国語を覚えた人が、学校で習うように一々文法を頭で考えて話しませんよね。
即座に反応出来る、チャート分析も数分で済む、勝つ根拠が当たり前になるからルールも殆どない。身に付いて出来るというのはそういうものなんです。
FXは、テクニカル分析の「方法」が定まって歩めるだけでも成功に近付いてるんですよ。
5年で出来てきてやっと勝てるようになったという人もいますが、1年足らずで勝てるようになった人は何が違うんでしょう。専業になった人は何を見て特訓したんでしょう。
考え方が違うから取る行動も違い、色んな手法や方法があるのに、その中から正しく学べた結果が利益です。何が違うのか考えないとさらに4〜5年は簡単に過ぎます。
ズバリいうと「そこに答えがないならどこにあるか」を考え、「考えていけば分かることを考えないから」前に進めないんです。
チャートや分析法の研究は、こうやれば勝てるという方法だけではありません。チャートの動きには理由がありそれを解明することもテクニカル分析の内なんです。
何が大事なのか答えはきちんと書いてますよ。
初心者の頃はこういうチャートの形になればエントリー出来るというものを覚えて、それも合ってるか間違ってるか分からない半信半疑で入れますが、上級者になればこうなるというものの理屈を知るから確実性が増します。
分かるようにならないといけない進歩の過程があるのに、いつまでも型だけを知りたがってたら中身がありませんね?
チャートの動きを見落とさない人は文章の重要点も見落とさないんです。今すぐ何か出来るものを探す人と、どうやっていくべきかを探せる人の差が分析レベルの差になってきます。
オンラインサロンを作った理由は…
自分がしていることの言語化です。
色んな方にレクチャーしてきて思うのは、何がどう分からないかや、何が分かりチャートのどこが分からないか文章できちんと説明出来る人は伸びてます。綺麗に文章を作るとかそういうのは気にしなくて良いですが。
トレードしながらでも、エントリー前にここはどういう根拠で入れるのか頭の中で言葉にしてください。家族にFXを話せる人は説明出来る力が付きますし、自分に説明出来きる整理されてるトレードは結果が違ってきます。
オンラインサロンは言語化する力を付けて、トレードレベルを上げる効果も狙ってます。
トレーダーは、第六感や運要素も勿論あり、それで勝ってる人もいるでしょう。しかし、それ以上の域に達する再現性が高いテクニカル分析に於いては哲学的な要素も入ってきます。していることはチャートの情報処理能力で読む分析官がトレーダーです。FXは…素人はギャンブルと捉え、アマはゲームと捉え、プロは相場と捉えます。