★★ 業者・口座選びの基本
私の口座選びの目線などをご紹介します。
あくまで個人的な見解でもあるので、閲覧する方の口座が良い悪いという結果になることもあり、その点はご了承ください。
そのため簡略化して書きます。詳細などは他のページをお読み頂ければと思います。
DD方式は極力避ける
注文方式にはDD方式、NDD方式があり、このNDD方式にもSTPとECN口座というものがあります。
どれが良くて悪いというものじゃなくトレーダーの好みですが、私は国内の殆どのブローカーが採用しているDD方式のスタンスが好きではないので、現在主流になっているNDD方式及びそれに近い環境でトレードしたいと考えています。
裁量的レートは当人の考えに基づいて判断し決定されたレートのことです。DD方式は主に国内の店頭FX(固定スプレッド)で業者内マリー取引です。
スプレッド。初心者を募集する意図
早かれ遅かれ、FXをしていたら分かることですが、FXのスプレッド手数料はトレーダーが支払うもので注文毎に発生します。
業者はLPからのレートに手数料を上乗せして顧客に提示してるのが私らが見ているスプレッドです。
市場のスプレッド(広い)は変動するものが基本で、スプレッドが狭い及び固定で狭く出来るのは前述のDD方式だからです(低スプレッドの手数料有料口座を除く)。名目上のスプレッド手数料が市場スプレッドより狭くても、注文を呑んで負けるトレーダーからの利益の方が多いから狭く出来ます。
ということは、玄人よりも負けてくれる顧客を増やす方が業者は収益を上げることが出来ますね。だから費用を掛けてまでセミナーを行い初心者を増やそうとします。インフルエンサーとなるトレーダーに宣伝費を払って広告させたりYouTubeで海外口座否定するのはこういう狙いです。商法なんですよね。
レバレッジ
国内FXを選んだ時点でレバレッジ最大25倍で、海外は100〜1000倍です。
実効レバレッジは5〜50倍あれば良いのですが、変わるのが必要証拠金です。
設定レバレッジが海外の様に高い方が取引に必要なお金は少なく済み、トレーダーの負担が減ります。国内の場合は最低1ロットが5000円前後というのは、勝ってる人やまとまった金額を用意出来る人には問題なくても、国が投機家のギャンブルで失わないように保護のために25倍にしてることが裏目に出ることさえあります。
少しの負けでも確実に打てるロットが減り、やがて0になれば終了でFXによる借金はありませんが、レバレッジ25倍では次の準備金が高く、ロットを打って回収したくてまとまった借金をする人がいます。
海外口座では1、2万円あれば少なくてもトレード出来るのに、国内FXしか眼中にない場合は10万単位で用意する必要があるのでこうした事があり得ます。再度証拠金を作っても勝てる分析力がなければまた吸い取られる…国内口座を勧めるって角度を変えれば悪魔にも思いませんか?
確実に勝てるようになるまで、リアル口座だけど低資金で練習出来る海外口座の方がその人の失うお金が少なく済みますね。
入金ボーナスと人気
海外口座には口座開設ボーナスや入金ボーナスがあり、入金額と同等の金額や50%といったクレジット(トレード用の証拠金) が貰えるサービスやキャンペーンがあります。
新規顧客や移行してくるトレーダーの集客方法で企画のものですが、これはDD方式業者では顧客が勝つと業者負担が大きくなります。集客して負担が増してきても、キャンペーンをやめれば客離れにもなりますので、キャッシュフローの面からも出金遅延が起きたり拒否が出てくるケースがあります。
初心者や中級者はこうしたボーナス有り口座を好みます。それは入金分が無くなってもトレードを続ける事が出来るからチャンスが増えるという意味でですが、この安心感は逆にトレードが雑になり一向に勝てるトレードに近づかないデメリットにもなります。
よく見るランキングサイトはaffiliaterの都合でランキングを書くので、それを見た人は釣られて申込しており、一気に人気が出るケースもありますね。上級者や知ってる人がボーナスなどがない業者を選ぶ傾向にあるのはキャッシュフローを懸念するためです。このように初心者が選ぶ口座と上級者の好みは違い、ランキングと実際は乖離しています。
フラットにしてメリットを考える
注文方式も実際はその業者しか分からないことです。
DD方式の内部マリー(顧客同士相殺)というのは、所謂呑み行為と言われてるもので、これは業者のリスクヘッジであり合法です。
しかし、スプレッド1.0もなく狭すぎる、入金ボーナス連発・多すぎ、ロスカット基準が低すぎる、キャンペーンプレゼントが多い、こういうのは見れば分かるので懸念があるなら選択から外せます。
その上で、分からない部分や、デメリットが国内業者や海外業者にもあるので、相殺してフラット(どっちも同じようなもので一緒)とした時に、自分の心が動いた業者や口座が最も適したメリットがあるものと分かります。
国内であっても謂れのない規約違反で口座凍結もあり、特定期間の利益分カットして退会と言われればそこまでです。
時には直ぐに切りたい注文もあり、短く利確したい相場もありますね。それがスキャルピングでサーバーに負担が掛かる等で規約違反だと言うなら、サーバーを強化しない方が問題有りです。さらに自動売買を使用したという言い掛かりもあるようです。独自のプラットフォームを開発出来るならEAを使えない仕様にすることぐらいは出来るはず。悪徳業者の言い掛かり以外考えられませんね。国内業者も注意が必要です。
スキャル不可・自動売買不可(使用しない人でも)・凍結事例が多いというのは、顧客側は安心感ある業者といえずデメリットでしかありません。
メリット
スプレッドの妥協や、入出金のしやすさ、手数料関係で得か、業者の評判。
結論的には、初心者に人気・人数が多いで選ぶのではなく、長くFXをしてる人や詳しい玄人が選ぶ口座の方が間違いが少なく、初心者であっても安心出来るはずです。
国内でいえばオアンダやサクソバンクも使われていますね。
証拠金が少なくても同じ利益なら、預ける現金が少なければリスクに晒される危険性も下がります。上記の事も踏まえると海外口座がそれです。運営歴の安心感や出金関係で問題なく証拠金が少なくて良いというのは単純にメリットです。
cTraderが1つの目安
cTraderは、海外の個人トレーダーやテクニカル分析のプロであるモデル系ファンドの出身トレーダーも使ってる方が多く、ECN方式向け(専用)に開発された半分プロ向けプラットフォームです。
MT5のみよりも、cTraderまで使える業者は高いライセンス料を払って使用可能にしてますので、トレーダーのことを考えていると読む事も出来ますね。
海外口座の税金
皆さんが躊躇する海外口座…
単純に国内でFXして稼いだ人が他国で住めば日本の証券口座は基本的に維持できませんし新規にも作れませんので海外に移住したトレーダーは海外口座を使います。
国内口座の税額は20.315%で海外口座の場合は累進課税で税率が高いと言う方が多いですが、税金が高いから不動産投資やらないと言ってるようなものです。
日本の累進課税は単純累進課税ではなく超過累進課税です。
FXで5000万円利益が出たと仮定し、経費が500万円とした場合は所得金額4,500万円に所得税が課せられます。
国内は単純に所得税15%の基礎控除無しで900万円で3600万円残ります(住民税別)。海外口座を使ってる人は45%で控除額479.6万円で1,545.4万円(実質34.34%)となり残が約3,000万円。
これを比較すれば海外口座は高いです。が、キャッシュバックがあればどうなるでしょう。4000万円の利益を生むトレードですので20ロットを1日10エントリーぐらいはするとしましょう。国内と同じ条件でトレードをし、海外では1ロット=0.5pipsで年間48,000ロット(月4,000ロット)のCBがあるとすれば、2,400万円の収入が増えます。国内にはありませんので同じトレードで海外口座の方が収入は増えます。
合計6,900万円の課税45%に控除をして2,625万円(実質38%)支払い、4,274万円残ります。同じトレード方法と利益で国内より税額が高いのに600万円も多く残りますね。もっとロットを打てる海外口座だから利益はもう少し上がりますね。
ここに経費や節税の知識、法人化し法人税で納めれば…さぁ国内は果たしてお得なのかという問題。総合的に考えてどうかということです。国内の方が良いと思ってるその横の海外口座の方は国に貢献もしてもっと利益を残してる可能性がありますね。
まとめ
これをロットが大きいトレードしてると、証拠金の減りと利益のバランスで、国内は必然的にリカバーで不利になってきます。だから証拠金が必要で、なければ負けスパイラルにハマり、業者が儲かるシステムです。よくお考えください。
海外口座を使っていない人は知らないから抵抗がありますが、使ってる人が国内に戻るというのはあまり聞かず、国内の税率%の方が安いという節税やCBを知らない方ぐらいです。