★★★ FX…の常識。上級者までもが知らずに…




FXを始める前や、始めてからも気になりやすい点をいくつか挙げてみました。普段から書いてることではありますが。

全部は書ききれませんが…常識的なことをまとめています。

スタート時の常識…私はFX始めた時はこういうことを知りませんでしたが、ある億トレからはこれは常識だと教わったことです。その上でしないといけないと…



スプレッド

スプレッドが広いと負けやすい、狭い方が勝てる。というのは考えすぎです。

勝てる時はスプレッドがあっても利益が取れますし、負ける時、負けやすい人は仮にスプレッド0でも負けます。

スプレッドが狭いと、ちょこっと利益を取って終わろうという、やらなくて良いエントリーや、安易なポジションを取りがちで、こうしたものがハマる(含み損やドカン)原因にもなります。

スプレッド0.2も2.5も、動く波でエントリーすれば大差ありませんし、FX自体そういう時にトレードしないとプラス益になりませんよね。

ローソクが停滞している時に叩く人はスプレッド0でも含み損になりますし、エントリー後にローソクが上下すれば1、2pips上でロングしてても、下でエントリーしてもそれほど変わらなくなってきます。

結局はスプレッドの問題ではないので、だったらスプレッドが少々ある方が、エントリーに注意するようになりスプレッドを考えてタイミングも読むのでトレードの質は上がります。後はスプレッド分得にもなってきます(後述)。



レバレッジ

レバレッジは日本の場合、最大25倍ですので、たった1,000通貨で4,000〜6,000円程度掛かります。

1ロットエントリーで0.1pipsが1円利益、5,000円も必要証拠金を使って10.0pips取って100円の利益という効率です。

海外のレバレッジは100倍〜1,000倍の設定ですので、1,000通貨の必要証拠金は国内の1/4〜1/40で130円〜1,600円程度の中に収まります。

国内FXは初心者にとっては大きな負担になるので、それなりに万単位で利益を取るにはまとまった資金を用意する必要があります。海外から始めて100万以上の証拠金になってから国内という流れが普通ですが、そのまま海外FXって方も多いと思います。



プラットフォーム

国内と海外、どちらにも一長一短があります。

国内は主に、業者で用意された自社プラットフォームを使いトレードを行います海外は、主にMT4やMT5、cTraderといった、プラットフォーム開発専門の企業のものを使いトレードが出来ますね。

最初は業者自前のプラットフォームが良いと思ってしまいますが、業者をチェンジする度に不慣れなアプリでトレードすることになるので、今まで使えていたインジケータ及びオシレーターが使えない、または設定項目がなく不便、あるいは色の変更も出来ずに毎日チャートが見辛い、などトレードが苦になるといったことが起きやすくなります。

MT4及び後継のMT5は、業者チェンジでもプラットフォームは同じですので、そうした不便さはありません。シンプルな作りですので一度慣れればずっと使えます。

国内のプラットフォームは各社独自に開発していますが、費用を掛けてまで共通プラットフォームにしないのには理由があります。詳しくは他の記事にも書いてますのでご覧ください。



取引方式

FXは一般的に証券会社に口座を作り取引をしますが、国内の多くは店頭FXと云われるものになります。クリック365もありますが使ってる人は少ないので、大体は皆さんがご存知のFX口座が主流です。

この店頭FXというのは、業者が提示したレートを元に顧客が通貨ペアの売買を行うのですが、大半の顧客の注文は市場に流れず自動で反対売買の注文と相殺されます。だからスプレッドが極狭なんです。通常インターバンクは変動スプレッドが基本で、海外スプレッドのように広めです。このスプレッド手数料を取らずに殆どないような0.8pips以下に狭くするわけなので、主に手数料収益ではないことが分かりますね。

市場に流れず業者内で売り買いの相殺処理することをマリー取引と言いますが、顧客の勝ちは業者の負担になり両者が負ければ全部収益になります。業者によりますがエントリー後におかしい逆行の揺れなどがある場合もあり、スキャルでは影響が出ている事もあるかなと思います。

FXは85%が負けると言われているので、確率からも小ロット客の取引を市場に流すまでもなく、大きなロットのみ市場に流してカバー取引(業者のリスク回避)をすれば、顧客が勝っても業者には大きな損失が出ません。

主にこれをDD方式と呼びます。国内FXは殆どがこの取引システムで、勝ち続ける顧客が出てくると業者は商売になりません。

顧客から見れば不信な点も多く、国内で追い出された経験があったり、DD方式のためのプラットフォームの信用もなく、海外FXに移行するようになります。ここで、一定の資金があるか、初心者が国内FXをしていることになり、だから平均してFXは8割が負けているって情報になります。

皆さんこういうことを分かった上で業者選びをしますし、仮に他社と全く違うレートで操作されててもそれも含めて承諾して契約しています。各社リクイディティプロパイダーが違えばレートなどは違ってきますし、仮にですが誰がエントリーしても上下3pips揺らして数分後に修正するというプログラムが入っていてもトレーダーは気付けません。


一方の海外FXにもDD方式の業者はありますが、国内の方が闇(呑み行為)であれば、同じトレードをするなら海外の方にメリットが出てきますね。

海外業者の一部ではNDD方式という、インターバンク市場に近いところでトレードが出来る方式を採用している証券会社があり、DD方式よりは透明性があります。同じFXをするならどっちを選ぶかという違いです。

最終的にどこも同じとするなら、少しでも清い経営の会社・方式で、同じトレードをするだけでキャッシュバックが大きい海外業者の方がメリットがありますね。



初心者だから国内で良い?

初心者のFXセミナー、プラットフォームの使い方を教えるというのも、上記のように負ける85%を増やす営業です。

基本的に勝つ顧客は必要なく、負ける事が分かっているから勝つためにこうすれば良いとテクニックを教えるセミナーもありますね。

広告塔となるトレーダーと契約し報酬を支払ってゲストに来てもらい、テクニック指導をしてもらいますが、顧客がトレードで勝つためにしているのではなくその気にさせるためです。

パチンコ屋を考えてみてください。顧客皆んなが勝てば儲かりません。でもパチンコの面白さを知ってもらわないとお客さんが増えません。手数料だけの収益ではない会社は分母が欲しいから営業します。

テクニックを教えたところで、FXは同じ技法でも受取側が間違ったり、数pipsの違いだけでも損切りしてしまい負けることさえあります。初心者は勉強できている気にさせて自社の信者になってもらえればいいんです。預けた証拠金はやがて全部売上となる見込み金額だから。


前述の通り、国内FXの必要証拠金では、海外FXだと何ロットで取引出来ますか?

国内10ロット(1万通貨)=5、6万円

海外0.1ロット(1万通貨)=3,000円程度

トレーダーの損益は全く同じです。


国内FXで少し負ければ、必然的に取引ロットは減るので、取り返しが難しくなり、やがて追加入金の必要性が出てきます。そしてまた負けて減り続ける。

だから国内の場合は、レバレッジ25倍という規制の時点で、少額トレーダーは稼げないシステムですね。それでも同じ日本人の会社だからと信用している初心者は今日も信者になっていきます。



海外FXは怪しい?

上記のことはFXをやっていたら早かれ遅かれ知ることです。皆さん知っていることなので特別な話でもなく…

海外業者は無登録業者、法律違反とイコールに考える方もいますが、登録がない事と違反は全然違います。

コロナワクチン…通常であれば何年も臨床試験しなければ日本では承認されず未承認薬ですが、海外で承認されていればその国では承認薬です。そういうものが日本に渡れば違法です。中には国内未承認でも病気が治って今も生きている方がいたとしても法律で認められていないものは未承認で許可がないと使えません。

そういう法律の中、国の都合で試験結果が無くても急遽配りましたね。エビデンスや許可とはいい加減なものなんです。


海外業者は、日本で営業するために許認可を受けて活動すると、

⚫︎レバレッジ25

⚫︎追証

の条件を守る必要があります。

前述の通り、レバレッジが低いと顧客の負担が増し、追証制度により取引で証拠金が大きくマイナスとなる不足の事態になった時、顧客に借金を負わせて返済を求めなければならない、という日本の法律を守りたくない海外の有名企業は最初から許認可を求めることはしませんね。

レバレッジが高いとトレードに必要な証拠金が安く、追証制度がなく預けた証拠金以上に借金を負う心配がないゼロカット方式(海外ライセンス義務)。どっちが顧客想いで良心的かという問題です。

業者は敢えて許認可を取らないので日本人向けに活動は出来ませんし、口座を作りたい人は海外に口座を作っても法律違反になりません。海外FXは悪だと言う人が無知で今も昔のメイドインジャパンを信用し過ぎてるだけです。さらに広告塔トレーダーは勿論国内FXを勧めます。皆んなの証拠金負担などお構いなくです。

さらに、スキャルピングを推奨またはそれらのスタイルを薦める=初心者は回数するトレードと認識→結果は負け倒します。


海外業者の中には出金拒否をする業者もありますが、全てではありませんので、しっかり選ぶことが大切ですし、アンチマネーロンダリングルールや会員規約を守らないトレーダーが拒否されてるケースも多く、これは国内であっても同じことが言えます。

海外は税金が高い…そう考える初心者もいますが、先ずは400万円ほど勝てるようになってからでも遅くはないです。節税は儲かってから平行して考えればいいので。しかし、国内でそれだけ勝てたら海外だと1000万は超えるでしょうから、税金がいくら高くても残るお金はやはり稼げる方です。



兎に角

先に考えることや常に考えることは、FXは「思考・分析力」命です

インジケータやオシレーター、チャートパターンでもなく、資金管理やリスクリワードでもなく、根本的にローソクの動きが中心で基本であり、将来チャートが読めなければいくら綺麗事を並べても無意味です。

FXをする上で日々考えていくのは、コンディションを整えることが第一優先ではないですよね…プロスポーツ選手なら勝つための分析と試合で本領を発揮することが第一です。というようにプレイ以外は設定の分野です。


エントリーする時は自分が一番上手いと思い、1日のトレードが終われば自分が一番下手なトレーダーと思えば吸収出来る事は多いです。



知識やトレード

FXを始めれば皆んなが稼げるとは思っていないと思いますし、皆んなが負けるということも決まっていません。皆んなが未知数で、今勝ってる人もいつ落ちるか分からないもので、そうならないために毎日の取引を支える間違えようもない染み込んだ技術「分析力」が必要です。

知識やトレードに関しては、今まで色々書いてきてるので、過去の記事をお読み頂ければと思います。



最低限知っておくべきことをちょっと書いてみました。

国内と海外、取引方式、こういうのだけでも知れば、無駄にお金を失わなくて済むかもしれませんので。

そして…聖杯。ありますよ。

誰でも簡単に攻略出来て絶対に勝てるというものはないですが、誰でも叩き込めば使えるシンプルなトレードというものはあります。他の何よりも実際の相場の動きとリンクする理論的なものはありますし、絶対にそれは失敗するという動きやエントリーはFXチャートでは決まっています。

失敗する箇所や区間が分かるからそれ以外の取りやすい区間でトレード出来ます。次はどうなっていくと分かるからそこまで待って、合図が出たらエントリーをする…という単純な分析テクニックは存在します。

チャートの右側は絶対誰にも分からないという方はいますが、分からなければ利益にならないだけで、分からないものと決めつけるから分かろうとしない思考で固まり、ずっと分からず終いになりますね。

頭が固く思考が固まると新しいものや理解できない事は拒否する脳になります。私がこのように言ってる事も受け入れられなくなりますが、FXの失敗トレードは大体皆んな共通の事をしており、勝ってる人の理屈も表面上違っても結局は同じことを言ってるものです。それをもっとシンプルに出来ているか、人に教えれるレベルかという差があるだけで。

だから誰が初心者を騙しに掛かってるか一目瞭然です。彼らにはあらゆるチャートで説明出来るノウハウがないから。

確実に言える事は…上か下か2方向を言う人はチャートを読めていません。


人気の投稿