プロとアマの違い
FXのプロトレーダーといえば証券会社やファンドで活躍出来ている方達ですが、個人投資家・投機家もトレーダーという言い方をしますね。
専業トレーダーなど、ここではそれで食べている方をプロとし、その意味で使用しますが、プロとアマの違いは何でしょう?
収入源がFXであればプロで、兼業でサラリーマンしながらトレード収益があればアマ、という区分だけを言えば明確ですが、そういう事ではなく…
プロは良いも悪いもちょっとイカれてる!
と言いたいのが今回の記事です。
至って普通の思考や意識では凡人ですよね?
だからプロは、その分野でちょっと変わった人が多いです。何が変わってるかはそれぞれですが、少なからず変わってると思われるぐらいの研究者にならないとプロの領域にはいけないということであって、例えば手法や分析力でいっても平均レベルの思考からは外れないといけないんです。だから1、2割なんですよ。大事なものも犠牲にして集中してるので何もかも得たい・生活も現状維持で上手くなりたいという平均的な考え方では上にはいけないのがどの分野にも共通して言えることだと思います。
それでなけなれば勝てませんし、大半が勝ててない分野ですので普通の人が持ってるレベルの意識では無理なんです。
私も色々研究してきて、人から見れば変人です。1日15時間チャート見て研究してたら…
頑張ってたらいつかプロになれる…。儲かったらやがて専業に…。
私の場合は、そんな意識では無理だと思い、人生をかけないとFXは覚えられないと思ったので、最初から生きるか死ぬかで勉強しました。
分析出来なければ死に直結するというところでチャートを見てるので、暖かい所でゲームを覚えるのとは意識が違います。
相当悩んでまともに寝れない日々が続きましたし、四六時中FXのことばかり考えるのが当たり前で、初心者から半年である動きを発見出来たんです。
無人島で食べ物がなく術を覚えなければ死んでしまうというのと同じ状況だから、チャートを見る目が養えたと思っています。
その発見から現在も記録を付けていますが、もう間違いなくチャートには決まった動きがあり、どんなにファンダメンタルで言っててもそうなる動きは決まってるというものが相場にはあります。
なので、投資家心理、大衆心理でチャートが動いてるとはちょっと思えない部分があります。勿論、追従は投資家心理ですが。決まっている流れに大口が動いているという方が正しいでしょう。
話を戻し、プロになりたい場合や、勝ちトレーダーになりたい場合は、ある意味で変人になるまでやらないといけないので、沢山の人が理解出来たり仲良くFXについて話せてるレベルから逸脱する孤独な世界に突入出来なければプロの道には行けません。
検証が大事とはよくいいますが、検証には絶対に仮説が必要で、一般的な手法を自分で確かめるのは検証ではありません。そうなる事が多いかは検証されてきてるから皆さんが使っていますね。自分の目で見ることは確認です。
過去チャートはどこまでいっても過去チャートです。昔の相場そのままを再現してくれませんし、イレギュラーな事が起こる事が当たり前の相場です。それが当たり前として判断出来るからトレーダーの技術に価値があるんですよ。
あの複雑で性格が悪いローソクを理解する能力を身に付けるんですから、まともな人ではないですよね。皆んな仕事を覚えるみたいに、1つができたらstep upして難しいことにチャレンジしていくというやり方だから負けるんです。
世の中のものは全部そのやり方でレベルupすると思い込んでますよね…でもFXは全然違いますよ。
難しい相場で利益を取れても誰も評価してくれませんし、どこでpipsをとっても同じ利益です。通貨が違っても時間が違っても、簡単な相場を見抜いて低いハードルで勝負出来る人の方が評価は高いでしょう。
その道で、その分野の、ある部分で特化して上手ければいいんです。それが何か分からないから困ってるんですよね?
私が教えてる初心者は恐らく、プライスアクションも知らないし、トレンドにチャネルを引いてと言ってもどこですかって返ってきます。
それでも数万づつ勝っていれば立派なトレーダーですよね?
稼ぐトレードと、FXに詳しくなることは別で、順番にstep upしなくても要点を覚えた者が勝って行ける世界ということです。
自分の車のエンジンの形式や駆動方式まで詳しくなくても運転上手い人いますよね。目的が何かって…そこを練習した人が強いんです。
FXは◯◯を知ってないといけない、皆んなが知ってる◯◯も知らなければ素人、って誰が決めた常識でしょう。
詳しいから勝てるわけでもなく、知識比べよりも、素人でも的確に利益に繋がるエントリーが出来れば良いだけのことです。
その要点が何かって…。多分2年…、3年で気付かなかったらもう一生知らずに終えると思います。