実行・躊躇・そして甘え
大切な分析
チャートには大きなトレンドもあれば小さい上昇・下降もありますが、分析は
✅その通貨の今の流れとこれからの方向を掴む
✅いつエントリータイミングがくるかの予測と予定
✅自分の得意な動きか、簡単で読みやすい形か
✅利確ライン
などを予め予測していくつかのシナリオを立てるもので。時間が経過しても想定通りなら任意のタイミングでエントリー、違えば組み立て直し。ですが…
分析よりもテクニックよりも大切なもの
それは「実行」です。
当たり前のことですが、どんなにきちんと分析が出来ても、エントリーしなければ利益は取れません。
チャート自体を見ていない時を除いて、トレードする気でずっとその通貨を観察していてエントリー出来ない状況は、
①分析出来ていない
②エントリー箇所が定まっていて待っている
③今エントリータイミングか分からない
④タイミングだろうけど勇気がない
のどれかです。
①は分析方法が分かればいいし、②は待てているので問題ありません。③は分からないのでこれからです。しかし④は技術面ではなく躊躇や心配で性格やメンタルの部分です。
過去のチャートではそうなっていることが分かっても、現在のローソクの動きやインジケータの先端で判断しないといけないトレードは、数分〜数時間先の将来チャートを予測や想像が出来ていないと躊躇します。
それが分かる・エントリーしても失敗しない根拠を持つ、ための分析ですが、どんな分析法でも、完璧な手法を持っていても、「自分のトレードを信用してエントリーする勇気」がなければ分析は机上の空論に終わってしまいます。
トレードやトレンドでの注意
そうこうしてるうちに最適なタイミングを逃していきます。
トレンドが発生すると、タイミングを見て乗らないと先行期は様子を見てる間に過ぎていきます。いつもタイミングを見て早く乗れればどんなに楽かって分かっていても、チャートの形が出来ていないように見えたり、トレンドだと明確に読めない分析の人はどの形もチャンスに見えませんし、さらに分かっていても半信半疑で自分に根拠を持っていなければもういくつもキッカケが通り過ぎていきます。
それでも押し目や戻り売りを付ける時に乗るか、トレンドが続く判断が出来れば途中のどこで入れても利益は出ますが、戻される怖さからエントリー出来ないという場合もありますね。
こうして2度目のチャンスも見逃しますが、トレーダーにとっては、エントリーして失敗するよりも大きな利益を取れていたエントリーしなかった後悔も大きいものです。
同じノーポジションでも、相場を待っているのと、入れれないのは全然意味が違いますね。
もし失敗しても損切りpipsやラインを決めて切ればいいんです。大きく損切りしたらどうしよう…って次に大きく取り返せば良いし、分析結果が出たらエントリーするだけですし、しないことには分からないことが多いです。
✅どういう時によく失敗する形か
✅どういう流れでいつも利確出来ているか
✅自分はどういうローソクの動きが得意で、苦手なパターンはこういう時
というのが明確に分かれば、得意なところだけエントリーすれば良いんですが、負ける方がよく意識しやすいものがマニュアル的なものです…
「どうやれば利益が取れる」「勝てる方法」「爆益手法」「誰々がエントリーしたっていう情報」など保身のための何かの方法論で、自分のトレードの内側に目を向けるんじゃなく、自分発信の思考ではないのが問題です。
勝つ方法の前に、自分はいつもこれで負けているという、痛い目に遭っているデータが意外と入っていないことが多いんです。ただ負けた、損した、で終わらせてませんか?
その時に何故ローソクは逆に動いたか、どこで騙されたか、何故乗ってしまったか、などをきっちり映像と共にインプットすることが負けにくくなる秘訣なのに、負ける理由の視点を変えてはダメです。
勝つ方法を知る前に、チャートのこういう動きは理解出来ない、何故だろうって疑問が出ていて当然で、何故それを解決しないまま別の方法を考えるんでしょう。だからまた同じ負け方を何度も繰り返して進まないんです。聞けば分かる事でも、結局分からずに放置するっていうのは良くありません。
トレンドの追従期というのは誰が見ても分かるように移動平均線が傾いてますね。そこは皆んなが利益を取れる場面で、気持ちが揺らいで根拠も半信半疑だとどこまで波が続くかも疑い途中エントリーを躊躇います。
さらに押し目や戻り売りが、逆のショートやロング転換に見えるといったことも含めて、全てを疑ってしまう時期や性格もありますね。
疑い深いのは分析力を上げるには良い事ですが、信用出来る分析や武器を早く身に付けないとどんどん変な癖が付く危険性があるので、考え方を整理し難しく考えない思考チェンジも時には必要です。
闇雲にスキャルするのも問題ですし、逆に慎重過ぎて考えて心が揺れ過ぎも問題です。
躊躇癖
同じ方向でエントリーする場合であっても、人によってはタイミングが大きく違います。15分足のローソク1本でも、1分足では15本、5分足でも3本で、その間にレートは上下しますよね。
同じ手法でも、エントリーが5〜10pips違えばポイントとしては同じテクニックじゃありません。Aの人はローソクが伸びてから乗っかった、Bはきちんと収縮を待ってエントリーした、もうこれだけでBは利益に変えやすいんです。スプレッドの問題じゃなく早いか遅いか丁度いいという本人やタイミングの問題です。
勝っている人というのは、皆んなと同じかそれ以上に負けてきてます。スキャルやデイトレ、スイングも一通りしてるだろうし、1つのスタイルだけでも相当なエントリー数を熟して失敗しています。
スキャルに関しては色んな場面でエントリー出来る回数があるので、経験値としては他のスタイルよりは積めますが、負けパターンの深堀りが出来ていなければいくら負けても経験にはなりません。ただお金を損したという結果に終わらせるか次に繋げれるかは負け材料の取り扱い次第です。
躊躇する癖は捨ててください。
自分が決めたならエントリーして、利益になれば成功、損切りしたら失敗。後で思ってる方向に行っても先に不安で損切りを入れたら失敗。含み損pipsが運で戻って利確出来ても失敗トレードです。いくら失敗しても獲れる何かがあればトレード外では成功ですので、負けは潔く認め次のために活かしてください。
そうやって「実行」して覚える絶対回数、その中で経験としてインプット出来る生きたトレードは少なく、その自分だけが知っている失敗を成功トレードに活かせないと、どうやれば勝てるかの理屈欲しさに色んなマニュアルに目移りしてしまいます。これが泥濘から抜け出せない原因でもあります。利益が出ても根本的に解決していないのでまた負けます。
シンプルなトレードは複雑なものを経験しないとシンプルには出来ませんし、簡単な分析は煩雑な分析を知るから余計なものを省いてショートカット出来ます。
当ブログでも同じで、そうなんだと理解出来ても今その状況にない人には1つも響きません。
やれた人、今その悩みに直面してる人、にしか分からないことがあったり、経験で通過してる人には復習にもなる内容だったり様々です。
失敗や成功の中で身になる事がやれていない、また考えた事が実行できていなければどんな内容を入れても無駄になります。勝つための方法論の前に、思考や性格を含めて躊躇しない発想力があるイケイケの人は、上達スピードが早いのはそのためです。そのバランスが大切ですね。
前にも言いましたが、ゲームが上手い人はトレードも上手くなります。ゲームではなく実際の為替の売り買いなんですが、アプリ・プラットフォームがゲームみたいなものなので感覚は同じですね。
あと…
真剣にFXを考えている…のは皆さん同じだと思いますが、本当に真剣であればデモアプリではなくリアル口座でトレードの感覚や集中力、分析や判断の精度を高めて頂きたいのですが、これと同じ理屈でもう1つ、ボーナスポイントが貰える場合はまたトレードが出来るという甘えが出てきますので、本当に早く上手くなりたいならボーナス無し業者・口座を選ぶようにしてください。
当ブログからTRADEVIEWやAXIORYのお申込みがあるのは、恐らく気持ち的に初心者を脱した方なんだといつも思います。
こういう風に言われてることなので、考える事は大事でも、考えすぎは逆に行くことさえありますよ。
躊躇するというのは自信がないからで…
トレンドに関しては、皆んなは「それがトレンドと分かる追従期半ば」が一番判断される事が多いポイントです。
そこで乗れなければ利確期に入りいつトレンドが終わってレンジに入られるか分かりません。さらにすぐに転換で向きが変わる時のような逆行も起きます。
躊躇するというのは、それがトレンドかどうか、エントリーすべきかなど、その時に判断を迫られているからですよね?
いくつかの根拠をその日のその相場でいくつ見つけられるか…
では、前日に明日・明後日にトレンドか大きな上昇があると分かればどうですか?
当日に言ってた通りの動きが見られたトレンド入り口は、根拠⑴になるはずです。さらに、次にこのアクションでこうなるというものも重なれば2つ目、3つ目のエントリー根拠があり、躊躇してた不安要素は早く消えます。
これがELDORADOの分析法です。