焦りは禁物
多くの方を見て行動・言動分析したり、心理学も好きなので傾向を読んだりもしますが…
損切りしてしまう方の傾向としては、やはり何か焦ったトレードをしてます。
損切り額を取り返したくて直ぐにエントリーしたり、そのエントリーも良い状態を待てずに入れてみて結果的にさらにマイナスというケース。
ロングエントリーで揺らされてドテンでショートを入れてもどっちいかずでW損切り。
よくあるパターンですが、これも焦りからくる失敗です。
無茶苦茶な期待
例えば、子供が14、5歳でダンスに芽生えて、プロを目指すと言った時にスクールに通わせたとします。
直ぐに稼ぎなさい!と言いますか?
これと同じことをFXをしようとしてる方は自分に言ってるんですよね。
物には順序があることを知ってる大人が一番順序を理解せず、何よりも大変なお金を稼ぐ行為を安易に考えて。
何でも基本から忠実に基礎を固める期間がありますね。
ここで焦ってるようではプロは無理です。
一生のうちの数ヶ月、数年を耐えれない人はスポットライトを浴びる資格がないのがプロの世界です。
中には天才肌の人もいますが、堅実的にいかないとやがて崩れるのが目に見えてますよね。
子供にも言えない無茶振りを自分に課せる事はありませんし、投資の世界は考え方1つで大きくも大損もあるものだから、漠然とした進め方ではなく、先に目指すべき技術の器(分析の武器)を選んでください。
そのスタイル、方向が定まれば極めるための道筋が付けやすく、勉強が始められます。
ただFXで上手くなりたい・稼ぎたいって完成形を望み過ぎると焦りしか出ませんので失敗します。
後で稼げばいいので、人が地団駄踏んでる時にコツコツと勉強出来た人がスポットライトの下に行けることを念頭に、先ずは自分が変な方向に行っていないかのチェックをしてみてください。
ただ見てるだけでプロ級になるのか、YouTubeを毎日見て何を覚えるか、そもそも勝ってる人がそんなことをしてきたのか。
スキャルの人がチャート分析に長けていたら何故長くポジションを保持しないのか、それは出来ないだけではないのか。
チャートの右側は分からないと言ってる人がいるのに、長く取る人は見えてるからじゃないか。
これだけでも間違った概念は消せますね。
ちょっと考えるだけでも、焦ってスキャルやってしまう人は損切りが減ってプラスが増えるかもしれませんね。
FXは資金管理や損切りが上手いから勝つんじゃなく、損切りしなくていいトレードがトレーダーを育てるんです。
pipsを多く取れない人はトータルで負けやすくなるんですよ。
野球を見てください。打線が強く多めに点数を取れるチームは、9回で少々点数入れられても点差で勝つことが多いです。
取っとかないと逆転されるんです。
FXはpips取るのが難しい!出来るならやっている!損切りは直ぐにマイナスpips増えるのに?
だったら余計にpips取らないといけないですよね?それなのにスキャルに拘っていつまでも成功するわけがないですよね。
スキャルをしたらダメと言ってるんじゃなく、稼いでる人はスキャルだけやってると信じ込んでる固定観念がダメなんです。メリットよりもデメリットの方を多く引き受ける傾向にあります。
ちょこっとプラスで勝ったというトレードから脱出し、トレンドに乗れる方法を勉強するしかないのに、小pips目的にトレードしていたら可能性まで閉ざしますよ。