急ぐと失敗…損切りの罠
FXトレードの上達までに焦る人が多いですね。
早く稼げるようになりたいと急ぐと、必ず間違いを正せず失敗します。
日進月歩はつもりではなく、本当にちょっとずつしか進歩しませんし、FXの場合は手法系の情報を入れて月数が経つほど寧ろ下手になっていくものです。
これは自分が今どこを勉強して研究してる段階か知らず、自分のレベルを把握していないところで完成を急いでるからです。
その前にちょっとしたお話を…
【履歴】
よく、国内口座使ってる人は正しくて、海外口座の人をよくそんなのでトレードしてるねって見方する人もいますが、
国内口座の履歴は、pips数多い、損益が多い、こういうものを抽出出来る仕様があります。
MT4及びMT5にも表示変更はありますが、全く何も触れないのがcTraderです。何の抽出も出来ないので使ってる人が少なくスクショを出してる人も少ないですよね。逆に言えばcTraderの履歴欄は不便過ぎる点があります。
前に大きく取った履歴も消されて遡れないので見えるのは最近の履歴ぐらいで、生のそのままの履歴なんですよ。
cTrader(スマホ)はトレード関係はやりやすいメリットがある反面、履歴と起動の遅さが超デメリットです。
本題に戻ります。
トレード成績を上げる上で段階を踏まないといけない順序です。
✅(1)先ず、どうすれば損切りを減らせるか
損切りしないといけない時ってどんな場面ですか?
方向が合っていない、外した、という事もあるでしょうが、
≪エントリー場所≫
一番の理由は読めていないこと、そんなことは殆ど皆んな勉強してるので当たり前なんです。
損切りするのは、結論を急ぐからです。
人によって許容pipsが違いますが、利確が短いpipsの方ほど含み損で結論を急ぎがちです。ローソクが伸びてから焦ってエントリーも多く、入れる前にも待たないんです。
基本的にトレードしない方が良いです。
するなと言ってもするでしょう?それだけ余計な事をしてるから損切り連発するんです。
マイルールも何も関係ありません。マイルールじゃなくチャートのルールに従う意識が欠けてるから失敗トレードが増えるんです。全部チャートが基本、ローソクが基本です。
✅(2)損切りを減らせた後で、どうやれば少しづつ利益を取れる勝てるトレードができるか
この段階になれば、少しはどこでチャートが動くか考えるようになります。
動かない所は避ける、動きにくい時間はしない、取りにくい波は触らない、戻されるローソクでは入れない、など少し分かってくるとしない事が増えますね。
しない事が増える…それはどこでも自分が思う様に利益にならない事を知る事です。1/2の確率で勝てるのがFXと思い込んでるからミスしたら自分は下手だと思ってるだけで、利益になるトレードはもっと狭いところにあるという事を感覚で分かってるのに理屈が追いついてない人が多いです。
いくら正攻法でもエントリー後に含み損が一定pipsで出れば人は不安で損切りするから、その先の利益まで耐えれません。
✅(3)どうやればもっと効率よく勝てるトレードが出来るか
(1)から順番にやってるつもりでも、どこかで飛ばしてここをやってる人が多いです。
(3)を知ればショートカット出来ると思ってるんでしょうが、身に付いていない過程は飛ばす事ができません。
トレンドラインを引いて押し目でロングと教わっても、戦略を聞いても戦術で実行出来ない人は、(1)の段階の自分のミスを深堀りしていないので、ここで入れてはダメだという経験や反省が圧倒的に少なく技術的なことは入りません。
それをクリアしてきた人は、pipsを取れる段階に入れます。そういうポイントを見抜くことは容易なことではなく、熟練のトレーダーでも判断を誤ります。狙えるポイントは圧倒的に狭いんです。
効率を考えるということは、主軸の手法が必要で、適当ではなく意図的に思うようにトレードするための技術を絞って実行していくのがこの段階です。再現性を作るために手法が必要なんです。
陽線続きのトレンドで利益を取れたらそれは実力だと思ってしまいますが、10回同じ事が出来る間に、失敗が続いて負ければそれは実力ではなかったって事です。
ローソクが重なって上下のローソクが出て、戻されてややこしくなる前のレートで入れないと大きくは取れないんです。そのために早くからそうなる事を読めなければ難しいですよね。
実力ではなくたまたま取れた経験があると、人は分析法の勉強を止めてしまい、負けが続くと分析法のせいにしますよね。勝っても負けても同じ目線・同じロットでやり続けないと分かってくる事が永久にないと思ってください。
将来、洗練出来る分析法、格上げの覚醒が出来る分析法かどうかの良し悪しはありますが。効率は洗練されてるかどうかです。
今までブログでは「思考」が大事!
と言ってきましたが、本当に分かってる方は一握りでしょう。
大半は、見て直ぐに出来そうなチャート画面を載せたものに釣られて、結局何も進歩しない事さえ気づきません。
そういうのを教えて、見た人が出来ると思ってる方も、結局は出来ていない場合が多いです。チャートやFXの事を知ってる人は、ツイート・動画・noteなどで覚えてとは言わないので。
損切りを減らせるのも思考1つです。
ロットが小さいと、失敗しても少額だから大丈夫って考えてたら、取り敢えず入れてみて様子見ようとしますね?ロットを少し上げて失敗出来ない状況にしたら、そういう無駄打ちしようとも思わないですね。
損切りを出してきた時のチャート分析を深くやってたら、チャートが悪かったからって言い訳しなくなります。自分の考え方や見る目が悪いと思えば、ローソクはどこで動くかを見るようになるので、「勝てる方法」を探す前に「損切りを減らす」考えが先ず必要なんです。
トレンドに乗れる方法やポイントが分かっても、精度が悪いと結局乗る前に含み損で切ってしまうので。知識を自分の技能に変えれるまでの訓練・修行が必要なのはそのためです。
よく考えてください。損切りがなければどれだけ利益増えてますか?
毎日利益を取れるのがFXだという思考自体をやめて、取れるチャートしか利益にならないと身を持って分からない限り、失敗トレードは永遠と繰り返します。
毎日やって損切り増やすなら、トレードしない方が良い。取り返せる技術が無ければ、利益0の方が勝ってるんですよ。
考え方1つで、損切りを減らせるし、もっと有効な分析法を身につける事も出来るのに、可能性を閉ざしてるのは全部自分のせいです。
殆どの本を読んだ、もう考えられる動画なども見た、と言ってもまだまだ知らないテクニックはあるでしょう。そんなところに無いだけで、無いと決め付けてる方ほど簡単なものを見落として、ものすごい難しい根拠がない分析を毎日やってるものです。
出世や独立しようと思ってる人は、誰の思考を参考にしますか?
企業で昇格しようと思ってる人も、同期や直属の上司に相談しますか?
一代で築いた社長や役員の考え方を持たないと、成長なんか出来ません。聞ける機会があれば聞いても良いし、ないならその人達の目線で考えれないと同じステージには行けないわけですが、自分と同じ立場と目線の人に聞いて何で出来るようになるんでしょう。
全然発想が違う、思考も違う、見てるもの自体が違う人がどこでも一握りです。
業務〜仕事を聞くのと、仕事〜経営を聞くのは違います。経営の哲学を上司に聞いても知らないでしょう。
でもFXはそれを平気で教えてる部長が沢山いると思ってください。ちょっとした業務レベルのトレードです。小技で利益を取れるという教えたがりの部長みたいなのを想像してみてください。
頑張ってたらなんとかなるものじゃなく、努力が認められて儲かるわけじゃなく、一般的なレールや手法に乗っても一般的業務(技術)が天井なんですよ。FXに置き換えて考えてみてください。それで良いならそこ止まりで、全部考え方次第なんです。
通貨の方向を求めたり、情報を待ってたり探したり、受身の人はSNSでこういうので教えてもらってると思ってる人がいますが、なーんにも成長なんかしないトレーダーごっこの人なので、プロを目指す人は自分は違うと自覚と自信を持って勉強してください。
取り敢えず、どうやれば損切りを減らせるか、どんな思考が大事か、そこから見えてくるものは何か、深く考えて試行錯誤して壁を突破してください。上手くいかない時こそ立ち止まって考える時です。
私が教えてる人は、ある条件下で波がそうなってたら◯◯◯を見てそこからエントリーする。その目線でチャートを見続けてください。MAやBBは確認のためです。
他のサイトでは一番上のパターンしか載ってませんが、たったローソク1本でも色んな下位足のパターンで形成されます。
この様に、自分で考えれたり、1や2を聞いたら10知れる洞察力がある人は、ローソク内部の動きも考えれます。
こうやってチャート全部を順番に把握していく人と、決まったパターン(マニュアル)でFXを捉える人では失敗の数も違い、成長スピードも違ってきます。後者は崩れ出したら一気に損失を出します。メンタルの問題を出しますが、最初からFXの捉え方が説明書を求めるタイプでゲーム攻略だからです。
魚群探知機なく魚の群れを探せる漁師みたいなものがトレーダーです。攻略じゃなく急いで覚えれるものじゃないですよね。
〔ブログ〕
このELDORADO(Traders Club)とARTEMIS FOREX(メイン)の両方があります。