PIPSの考えを改める…重要論点

 




FXでは損小利大を目指そうとか、損大利小でも勝った時の利益が大きければ勝率が低くても利益が残る、と言われてますね。

結局は利益を取れればなんでも良いんです。


と言っても…その利益を取れないから困るし、現状では大きく利益を取れないからこまめに勝って勝率も上げたいと思うのが人ですよね。

勝率を上げて利益も増やしたいって思うのが間違い?FXはそんなに甘くない?現実的ではない事を考えるから負ける?


いいえ、勝率も利益も利益幅も求めていいんです。



何をどのように目指すのも自由で、同じことをしてる中で理想が高いほど課題が増えて成長出来るので、目標の設定が馬鹿げてても夢みたいなことでも、設定が低い人よりは可能性があります。

FXや投資自体、寝てる間にも働かずに稼げる時点で常識とは違います。常識的なものでないなら常識的な考えや万人の手法や思考で勝てるわけがないんです。だから枠から外れてる発想もFXでは役に立ってきます。というよりもその枠から外れた人だけが稼いでます。




私は…

国内口座でトレードし始めた時に、どこかでスキャルピングは2.0pipsで良いというのを読んで、そんな取り方で良いんだと思い2.0〜12.0pipsの利確を繰り返すトレードをしていました。

勝率は低くなく入れたら取れるけど…ドカンがありトータルでは利益が増えない大きな負けを数ヶ月経験しています。

本当にこの数ヶ月は悩みました。兼業でお小遣いが増えて専業になれれば嬉しいというレベルではなく自分の生活を賭ける思いでFXに取り組んでいますので資金を失うことは死に直結します。そういう死にものぐるいだったから発見したものが多かったんです。

勝てたらいいなではなく勝たなければ先がないそんな環境だから、独立開業してるのと同じです。



負けの分析

勝っている方はスキャルピングが多いと思ってましたので、出来るだけスプレッドが狭い業者で、即損切り出来るプラットフォームを使わなければFXが出来ないぐらいに考えてましたが、ある時に(いつも言ってる)逆転の発想で勝ってる人の分析を見るよりも、自分の負けの事実に着目する様になりました。


勝ってる人の情報をいくら見ても、それを真似る事は出来ませんし情報自体が不完全です。エントリーするまでの過程や目線までハッキリと書いてくれてませんから。


でも自分が負けた事実は100%の情報ですよね。

ただ負けた…大きく持って行かれた…悔しい…そんな感情はどうでもよく、なぜ、どのような時に、どんな目線で分析して、何でそう思ってエントリーしたか。

の一連の過程は自分の記憶に残っています。

なぜ!このことをその日も起きても土日も真剣に何回も頭の中で繰り返して弱点を研究しました。

と同時にその時に使っていたオシレーターの動きやチャートの動きも含めて見直し、チャートパターンと同じように負けのパターンを蓄積していったんです。

これだけだとそこで入れたら同じパターンに陥るということが経験で分かるだけです。その次に導き出せる勝算が取れるステップが大切ですが、本当に深く考えなければ出てこない閃きってあります。



損切り

損切りは大切です。が、切ってばかりでは利益は増えません。少しづつでもジリジリと減っていくのが証拠金です。


負けるパターンが分かれば理屈も分かってきます。負けも勝ちも必ず理由があるので、負けることをしないだけで救われるエントリーもありますし、勝ちやすいポイントも探れるようになります。

皆んな負けの分析を中途半端にし、勝ってる人の事ばかり追いかけるから、オシレーターやラインの根拠ぽい情報を鵜呑みにするんです。

根本的なところで違います。ラインを引けるから利益を取れるんじゃなく、ラインを引く前の分析が出来るからそこのラインが生きるんです。

大事なのはラインじゃなくラインは目印程度です。


勝ってる人は損切りも上手い?そんなこともないと思います。

仕入れた商品が売れなかった時に、見切りを付けたり廃棄が上手いと売上が上がる人と言ってる様なもので、勝ってる人は損切りが上手いんじゃなく、損切りしないといけないポジションを極力取らないのと、損切り出来るだけの利益を取ってるから気軽に損切り出来るんです。

適切なラインにストップを置く方法が上手くても意味がありません。



pips

損切り出来るだけの利益をどこかで取っとかないと証拠金は減っていきます。誰が考えても計算できますよね。

でも多くの方は、スキャルで回数を熟して勝っていける、勝てる時もあるから損切りを早くするだけでもっと利益は増えると考えています。

確かに損切り幅を小さくして利益幅の方が多ければ利益は増えますが…

ここがFXの罠でもあるんです。


損切りはエントリー後に自分で調節出来ることですが、利益はエントリー後に自分でどうこうする事もできません。

調節出来るのは利確の箇所であって、チャートの先が読めないと思ってるなら何pips取れるかも事前計算せずにエントリーしてるんですよね。

だから損切りしかコントロール出来ず、利益は相場が決めるもので自分の方向とタイミングが正しい時だけもらえます。


スキャルで回数したいって自分のスタイルで気持ちですよね。相場は常に変化するので自分に合わせてはくれません。

相場の波は一定の時間で形成されていくものです。だからいくら読めても利益が取れるチャンスってそう何回もあるわけではないのに、数回に分けてエントリーするだけでさっきより条件が悪い位置って経験ないですか?


例えば…その時間に動くチャートの幅を100とした場合、上昇すると見て30の位置からエントリーしたとします。スキャルで40の位置で利確。

まだ伸びそうだから60の位置から80で利確。続けて取れそうと思い90の位置からエントリーしこれは100で折り返されて70になり-20の損失。

合計10の利益です。3回エントリーで勝率は66%。次も同じように勝てて10増えて20の利益。


100が事前に分かった人は、10から80や90で利確して70〜80の利益を取ります。

途中から入れるリスクがあるので、細かく利確する事は確実に利益を取れる反面次のエントリー条件を悪くする行為でもあります。

折り返した下降をショートで取れば良いと考えてもその短時間で起きる下降はショートの波なのか戻りなのか、分かってる人は極少数で、必然的にローソクに巻かれやすくなります。


こういうところが分かれば回数を叩くほど利益を取れる確率は下がり、損切り回数が増える事実にも気が付きます。


私が勉強してた手法をゼロにし、悩んだ末に発見した理論の原点です。何か手っ取り早い手法を探すのではなく大切なのは思考です。

この思考・目指すべき先が間違ってるとどんなにいい事を教えられても吸収出来ないからです。

pipsを取れるトレードを考えないと損切りできない上に、勝率を上げてもトータルでは負けるトレードから脱出できない理屈です。


1回のエントリーで

2.0pips、5.0pips勝てる方法なのか…

50.0pips、100.0pips勝てる方法なのか…


5.0pipsの人がたまたま20.0pips取れるのと

60.0pips取れる人が20.0pipsで利確した

のは意味が違います。


長くpipsを取れればスキャルは利確を早めたら済みますね。最初から10.0pipsを目指してなく50.0pips抜けるところが分かる分析が出来ればサクッと簡単に10.0〜20.0pipsは何度も取れます。

スキャルはスキャルの勉強、デイトレはデイトレの、スイングは別物、と考えるとスキャルも出来ないんです。

短いスキャルでも勝ってる人はロットを入れてますし、長いトレードの人はロットを抑えてるって事もありません。

1回のトレードで高ロット×高pipsが1番利益が大きくなりますし、闇雲に放置してるんじゃなくそれだけ取れるという分析があるからロットを入れれるんです。

pipsを抜くことを考えないと数pipsでも抜けずに負ける確率が上がる理屈があれば、何をすべきか目指すべきか見えてくると思います。



こういうのを考えてから私は200.0pipsぐらいは取れるようになったりしています。最初は難しかった20.0pipsの壁もあっさりと超えれましたし。

見るべきもの、見るべきではないもの、参考にすべき情報、考え方など色々あります。数pips利益の情報はそこらじゅうに山ほどありますが、高pipsを取れるものは向こうから目に入るとこに来てくれません。探してもそう簡単にありません。

さぁどうする?ってことから楽な分析や手法、本当に使えるものって一部なんだと分かる時が来るんです。そこからが本当のFXのスタートです。




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