その手法は手法ではないかも…
手法なのか確認なのか
皆さんのFX手法がどういったものか分かりませんが、手法なのか確認作業なのかハッキリさせないと将来的に潰れてしまいます。
チャート画面以外のオシレーターはエントリーを決めるタイミング計で全部確認のものです。
分析手法はローソクが基本です。勿論ティックでも、バーチャートでもラインチャートでも構いませんが、FXはレートで取引してるのでテクニカル分析はローソクとその周りの情報から先の動きを読む事が本来の分析法です。
オシレーターは移動平均線を基本とした計算のものが多く、ローソクの動きを受けて方向を変える後追い指標です。
だったら移動平均線でいいわけですね。移動平均線だけでも極めるのに長い期間がかかるもので、皆んな当たり前に使ってるから普通に見慣れ過ぎ、その存在を軽視しがちです。使い方の研究を継続してる人は上級者ぐらいです。
ローソクの動き…ローソクの成り立ちだけが大切なことではありません。これを根拠にしてたら痛い目に遭います。
誰が見ても分かる事は分析手法と言わないんです。
そのトレーダーが蓄積してきた失敗と経験の数々から導き出した、将来のローソクが読める手法はそんな小手先のものではなく、数週間で聞いて理解して実践に落とし込めるほど単純なものではありません。
もう一度繰り返します。
数週間で聞いて理解して実践に落とし込めるもの、知って数日で出来る事は手法ではないと言っています。何処かで見て、数日で理解して実行出来るものは浅すぎるテクニックなんです。
私らがただの確認と言ってる事を手法にしてたら、将来的に行き詰まるのが目に見えてます。
だから私が無料で教える場を作ってますし、他のトレーダーが見れてない気付かない分析法を時間をかけて叩き込むのに時間が掛かります。
利確と損切り
2.0pips、5.0pips、8.0pips…
プラスで終われたら勝ったと思ってませんか?
リスクリワードを2:1にするなら簡単に動くようなpips幅の5.0pipsは損切り幅としては大きいうちに入りません。
いつでもプラスに転じるかの境にあるようなpips幅ですし、2:1にするなら10.0pips以上の利確が必要です。
よく言われる損切りライン。これを守る必要は私はないと考えてます。ルールと決めて絶対に守る損切りであれば、利確も設定して取れるまで決済せず守ってください。出来ないなら損切りルールも大して守るほどのものではありません。
理屈でこれはダメだと気付いた時点、利確幅が20pips限界の人は1/2の10pipsしか待てないでしょう。感覚でダメだと気付くのも経験があってのことです。
取れないものは後で何をしても取れないんだからラインまで待つ意味がありませんね。
5.0pips勝っても3.0pipsの無駄な損切りを2回してしまったらマイナスです。取り損ねないように成行で決済するなら損切りも危ない前にするものです。
だから取れる時に、どこまで伸びるローソクなのか分かってポジションメイクする必要があり、数分のスキャルピングであっても少しでも長くポジションを持てる攻める分析が必要になります。
10.0pips以下は勝ちと言わない…
10.0pips取れるぐらいで手法と言わない…
それぐらいのつもりでトレードしないと本当の意味で成長しません。
証拠金が増えれば何でも良い…確かにそうです。
が、増えれば何でも良い!なら損切りルールも何でも良いはずですね。何処でポジションを取っても勝てるなら苦戦しませんし分析も不要です。
数pipsで証拠金が増えてる方はロットが大きいので、真似したいなら同じように証拠金を積まないと増えません。SNSでそういう方の情報で真似てそうな方を見ると残念に思います。自分の成長とは無関係な情報に時間を使っていますので。
要はどういう分析と根拠でより多くのpipsが取れる勝ち方をするか分析とテクニックを研究していかないと、年々変わる相場に対応することが出来ずFXの道で路頭に迷います。
堅い事は言いたくないですが、勝ち方の考え方や勝ちのレベルが緩いと今は少し勝てても結局はチャートに喰われます。
5.0pips取れる手法か、50.0pips取れる手法か、このpips差の余裕の中に雲泥の差がある事が分かると、いま具体的に想像出来なくてもそもそもの分析力に何か大きな違いがあることに気付きます。中級〜上級者の方ほど考えないといけない事で、将来的にずっと使えるチャートの分析法を知る前に勉強の方向性の分析が必要です。
知ろうとしない人は小さい幅で取ったり取られたりのしんどいトレードを毎日続ける事になりますが、それがFXだと思い込んでいます。
良い方向を知る事が出来た人は楽に利益に結びつく分析法を手に出来る…それぐらい差が出ます。
追記:このブログ全般は主に中級〜上級者向けに書いています。初心者の方はこれからですので失敗の経験も沢山出来ますが、既に方向性が間違ってる方は後がない場合もあります。