通貨ペアについて…

 


FX2国間の通貨ペアで為替差損益を出す取引です。




通貨ペア


FXの通貨ペアを区分したら、ドルストレートとクロス通貨があります。

ドルストレートとは、米ドルを含む通貨ペアです。主に米ドル/日本円やユーロ/米ドル、英ポンド/米ドルなどがありますね。


一方クロス通貨とは、米ドルが含まれない通貨ペアです。

主にユーロ/日本円や豪ドル/日本円などがあります。

基本的に世界の貿易取引は「基軸通貨」の米ドルを介して行われますので、クロス通貨は「合成通貨」とも呼びます。


ユーロ/円は、ユーロドルにドル円のレートを掛けて算出しているので、2つの異なる通貨ペアの動きが反映されるチャートです。




メジャーとマイナー

メジャー通貨は取引量が多い通貨で、マイナー通貨は取引量が少ない通貨のことです。


FXは買いたい人と売りたい人がいるから価格が決まります。市場参加者が多いほど、買いたい人と売りたい人がすぐに見つかりマッチングしやすく、値動きが安定する傾向にあります。

逆に市場参加者が少ない通貨ペアほど、買いたい人と売りたい人がなかなか見つからず、次の価格までの値幅が広くなり値動きが荒くなる傾向にあります。





通貨別世界の取引量順位


EUR/USD

USD/JPY

GBP/USD

AUD/USD

USD/CAD





初心者向け通貨


上記は取引量が多いメジャー通貨です。

日本人がよくトレードする通貨ペアではないものもあるかもしれませんが、ドル円とユーロドル以外はこのようになっているみたいですね。


初心者はメジャー通貨のユーロドルやドル円が良いと言われるのは、取引量が多く市場参加者が多いのでレートが安定しているのが理由です。

しかし私が思うのは少し違います。


市場参加者が多いから売りと買いが拮抗しやすく、値が動きにくいレンジが起きやすくなります。

いくらポジションが悪くてもエントリー後に含み損を抱える時間が長く抜け出せないのは地獄です。

値動きが拮抗しやすい通貨ペアというのは、プラスのうちは含み損になりにくい代わりに含み損になった時にもプラスになりにくいのです。


そういった観点で言えば、マイナー通貨の方が値動きの幅があり、含み損の時はマイナスpipsが大きくなる危険はありますが、逆に言えばプラス益を出す時もメジャー通貨より早いという利点があります。


急な価格変動のリスクを抑えるだけで初心者向け通貨ペアと決めることも出来ませんし、近頃のドル円やユーロドルは初心者向けとは言えない難しさがあってお薦めするには疑問です。

アメリカの指標による影響は大きく、度々発表スケジュールでは初心者は巻き込まれる確率も上がります。初心者じゃなくても普段からボラティリティが低い・レンジが多い・指標に邪魔されやすいといった点で避ける方がトレードしやすいと考えることも出来ますね。




通貨ペア数


取引で使う通貨ペア数はいくつが良いかはその人にもよります。


私は一覧に表示させてる数は13通貨ほどありますが、分析してるのは半分程度です。

通貨数だけトレードチャンスがあるものでもなく、節目やパターンは関連通貨で似てくるので、トレードに適さないダメな時に他通貨なら状態が良いという時は多くありません。


深く分析する方が良いので、多くても3〜5通貨ペアを見るに留めて、トレードは1、2通貨ペアに絞る方が良いでしょう。

エントリー出来るのは何処ってあれこれ探すのはNGです。




ボラティリティ


価格変動の度合いを示す価格変動率の事をボラティリティといいます。


値動きの幅なので、上下に大きく動いてる通貨ペアほど利益を出せる機会が多くなる代わりに、エントリーに失敗した時の損失も大きくなるものですが、市場が活発に動いていない時のトレードにもリスクがあるように、動いてもらってこそのFXなのでボラティリティで通貨ペアを選ぶ事も1つの方法です。


JFXさんのボラティリティ表です。

この様に一目で分かるランキングもあるので、どういった通貨ペアが自分にとってやりやすいか判断材料にすることができます。







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