手法2割、分析8割
FXは手法だけでも勝てます。
が、この手法って…
何処から何処までが手法と呼ぶんでしょう。
私が思う、考える手法というのは…
その前に手法とは…物事のやり方、表現方法、技法です。
インジケータやオシレーターの根拠は全て手法で、即ち確認やエントリータイミングを見るものです。
FXに最も大切なのが分析です。
ここが間違っているとインジケータの読み方も解釈も時には間違い、損失を出すことも多くなってきます。
チャート画面に同時に表示出来るものも分析に入れるとしたら、オシレーターがタイミングの手法です。理論、分析はその前段階のものですね。
確認作業的なものを分析の根拠としてるか、根本的な部分でチャートを読む考えがある人とではエントリーポイントが変わってきて当然です。
チェーン店で言えば、立地や街の人口、客層、集客率などをリサーチするのは分析で、実際に店舗運営を展開していくのは手法です。
手法を分析と思って、本来の分析を怠ってると相場はいつまでも覚えられません。
ファンダメンタルも分析で、テクニカルも分析の方法です。オシレーターはテクニカルというよりもチャート外部の振り子・メーターのようなものです。その他、手法の部類に入れれるものは沢山あります。
ちなみに私はテクニカル99%でファンダメンタル1%ぐらいです。。
手法と分析の区別が分かると、どのインジケータやオシレーターを使うかも大事で、どれを使わないかの経験や選択も大切になってきますが、重きを置くのはいつも分析ということになってきますね。
ローソクが次にどっちに行くか、どれだけの時間そうなるかが分かれば、今エントリーする時ではなく待とうとする判断も容易に出来ます。
この分足の方向は逆張りになるからエントリーで入っても利確まで相当揺らされ時間がかかるといった情報も全てチャートから読み取れます。
これらが分からない状態で、今FX出来る時間があるからや、暇だからでエントリーしたらどうなるでしょう。
上下で1/2の確率で負ける?
いいえ、方向が合っていても勢いがなく含み損中に待てない場合は損切りを選択する確率もあるので、利確出来る確率は1/3〜1/4になります。
安易にエントリーすれば実に66〜75%は負ける確率です。
負けなどが増えて取り返すために短時間に回数をやってしまうと、勝率というのは平均して50%に近づきます。
勝率が下がってもpips幅を取れればプラス益で終われるのは皆さんご存知の通りで、取れるべきところで勝つために分析が必要で、あとはLotを入れるかpipsを取るかになりますね。
要はどんな時でもpipsを狙わないトレードではやがて負け越すということです。それが出来ない場合にロット上げで少ないpips狙いのスキャルという選択になりますが…
回数を叩けば負ける確率を上げ、情報過多になれば適切な分析視点がブレてきます。
情報を知ってることと分析が出来ることは全然イコールではありません。その情報から仮説を立てて検証を繰り返して自分のものにして初めて使える分析方法です。
この仮説を立てれる思考や推論はFXではとても大事で、皆んなが知っている情報からどれだけ本物と偽物を見抜けるか、また本当に必要なものは何かを見分ける目を養うにはなくてはならないものです。
1人ですると偽情報を正しくないと判断するまでにも相当な時間を使います。その上で正の情報も確定させる時間と労力が必要です。
皆んなが知ってることを覚えたら手法が出来上がりと思っていたら殆ど失敗します。それで勝てたら皆さんFXは簡単と言ってますよね。
手法だけでトレードしてる人が情報50個を入れてても、51、52、58…と足し算で利益を増やしていく間、情報を整理して必要なものだけでシンプルに分析してる方は単純な方法で掛け算式に利益を増やします。本当にこういうものなんです。
余計なものを入れない、余計なことはしない。
ことに尽きますが、余計なものと必要なものの取捨選択って出来ますか?
何年、何百万を使ってきても分からない人は何を勉強してもチャートが読めない世界です。
勝つか負けるかではなく何pips取れるか遊んでる人もいる世界です。。